胃カメラについて


最近、経鼻胃内視鏡が脚光を浴びています。当クリニックでも開院当初に経鼻胃内視鏡の導入を迷いましたが、画像の鮮明さや生検精査のやり易さが正確な診断にとって重要という考えから、現時点では経口胃内視鏡を選びました。たしかに経鼻胃内視鏡は嘔吐反射の少ない良い方法ですが、経口胃内視鏡でも安定剤を使用してこれまでの多数例の経験をもってやさしく挿入すれば大体の患者さんは楽に胃カメラを行うことが可能です。以上の理由で経鼻胃内視鏡は導入しておりません。今後、解像度、操作性がさらに改善したときには導入するつもりでいます。
当院では原則として安定剤の注射による前処置をしてから検査を行います。終了後、約1〜1.5時間ベッドで休んでいただき、安定剤の効果が消えた後に電子カルテ上で画像を見ながらの説明を行います。