検査料金について
検査料金表を示しますが、再診料や前処置薬料、前検査料、処方箋料などを含まない検査と処置のみの料金の概算です。
これは保険点数表から計算したものであり、保険診療を行っている医療機関における共通の料金の目安です。
自己負担1割の方 | 自己負担3割の方 | |||
胃カメラ | 生検なし | 約1200〜1500円 | 約3600〜4500円 | |
生検あり | 約2500〜4000円 | 約7500〜12000円 | ||
大腸カメラ | 全大腸内視鏡 | 生検なし | 約1700〜2000円 | 約5100〜6000円 |
生検あり | 約3100〜5700円 | 約9300〜17000円 | ||
ポリープを摘出した時 | 約6600〜8600円 | 約20000〜25000円 | ||
シグモイドカメラ | 生検なし | 約1000円 | 約3000円 | |
生検あり | 約2500〜約3500円 | 約7500〜約10500円 | ||
腹部超音波検査 | 530円 | 1590円 | ||
上記金額は検査に関わる料金であり、再診料や処方箋料などは含まれていません。 検査料金に幅がある理由は生検やポリペクトミーをした場合、臓器の数によって病理検査の保険点数が変わることが一番大きな要因です。保険上の臓器は胃カメラでは食道が1臓器、胃および十二指腸が1臓器とみなされており、胃カメラ対象臓器は2臓器となります。たとえば、胃と十二指腸から3ヶ所生検したときは1臓器から生検したとみなされます。一方、食道から1ヶ所、胃から1ヶ所取った場合は2臓器から生検したとみなされます。大腸は保険上、盲腸部、上行結腸〜下降結腸、S状結腸、直腸の4臓器に分けられています。したがって上行結腸から3個ポリープをとっても1臓器です。しかし上行結腸から1個、直腸から1個ポリープを取った場合は2臓器とみなされ病理検査点数が高くなります。病理検査料金とは採取した組織を顕微鏡で調べる専門医(病理医)に送って詳しく調べてもらう料金です。 なおポリペクトミーや粘膜切除術の時に使用している使い捨ての内視鏡用注射針やスネア、止血に使うクリップなどの材料費はポリペクトミー手技料の中に含まれていますので別個に請求される事はありません。使用した薬剤費は請求されます。したがって蠕動抑制剤など、使用した薬剤の違いによっても料金に違いが生じることになります。 |